オダマキ [まいでぃあらいふ]
随分昔のことになりますが、写真愛好家の先輩がオダマキの写真を新築祝いとして額に入れてくださった。その時、なんて妙でまた綺麗な花だろうと感動したのが最初の出会い。先輩の写真の腕もかなりのもので、実物より幻想的に見えましたが。
当時、嬬恋のキャベツ畑にその先輩と一緒に仕事&撮影に行っていました。仕事で民家に立ち入ることがあり、普通にオダマキが植えられているのに驚いたものです。
欲しければもらっていけばと、先輩は小さなシャベルを取り出してサクサクと根っこごと掘り出し、ビニール袋に入れて持たせてくれました。お家の方に何の断りもなくですが大丈夫だよと言って。それが我が家に今咲いているオダマキのオリジンです。
その後、黄色オダマキが何故か生えてきて(鳥の落とした糞に中に入っていたのか?)、碧紫色のオリジンとミックスし変種が色々と咲いたのです。数年前、家人が草と間違って抜いてしまい、かなり少なくなりましたが今でも何とか生き残っています。
原色牧野植物大図鑑によると、オダマキ、ミヤマオダマキ、ヤマオダマキがあり、それぞれ微妙に花や葉が異なっています。花の色は画一的ではなく、白、紅色等もあり遺伝的に固定されているのでは無さそうです。 原色牧野植物大図鑑 (1982年) 原色牧野植物大図鑑 (合弁花・離弁花編) 原色牧野植物大図鑑 (離弁花・単子葉植物編)
写真は足利フラワーパークのオダマキ。花弁の基部が長くヤマオダマキと思われます。
固有の花にまつわる話しがあるのは楽しいことです。
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