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夏が来れば思い出す(1) [トレッキング]

尾瀬に行ってきた。

あの歌は、恐らく十代では余り好印象を持っていなかった。

何故なら、女性的であり叙情的だったからだろう。

それは自分自身の外見がどう転んでも男らしさに欠けていたから。

ほっそりとして色白で、何故もっとガッシリした骨太の体躯を親が与えてくれなかったのかと

恨みこそしなかったが、誰にでもあったであろうコンプレックスを抱いていた。

だから、あの歌から思い描いた尾瀬の風景はあまりに女性的でほのぼのとした場所に違いないと思っていた。

この夏、初めて尾瀬に足を運んだ。目的は写真を撮るため。

あの歌のイメージはとんでもない思い違いだと思い知らされた!

鳩待峠から入山し(高度の高い場所だがあえて)、山の鼻、竜宮、見晴、白砂峠、尾瀬沼ビジターセンター、三平峠、大清水まで。

標高差600メートル程度を二泊三日の行程だった。尾瀬ヶ原は四方を東北の名山に取り囲まれた湿原だ。

行程25Kmのうち10Kmが平坦地だが、上り下りの急な場所が有るのは当然だった。

写真が目的であり、二泊三日の装備は13Kgを超えていた。それがどの位大変なことなのか。

前の晩、飲料入れないで背負った60Lバックの足腰への不条理な質量感。

これは相当ヤバイと思ったが、今更パッキングし直しても軽くなる要素など一つもないし、

飲料入れればすぐ1Kg以上増える。ままよと次の日の4時に車を出したのであった。

写真は鳩待峠から標高差200メートル3.3Km下った山の鼻ビジターセンター。

こんなところで既に暗澹たる気分となっていた。

山の鼻にて.jpg

 

右のザックが我がOSPREY AETHER 60Mである。三脚はGITZO GT2541Gにしたかったが重くてVelbon EI Carmagne 445にせざるを得なかったのが最後まで悔やまれた。雲台はUMEMOTO SL-50ZSC。これもGITZO off center ball GH3750QRを装着したかったが、重すぎた。

 


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